2020年10月28日、新しくなったJR東日本四季劇場[秋] でオペラ座の怪人を観劇。
とにかく、ひどく消耗した観劇だった。
演じる方も全力だろうが、観る方も全力を尽くした感。
それくらいの最高の舞台。
翌日になっても、翌々日になっても曲が頭から離れず、取り憑かれていた。
大好きな演目なので、週に1回は観たいが、もの凄く消耗することを考えると、2週間に1回が妥当というところか。
前回、オペラ座の怪人を仙台まで出張って観劇。
その時のファントムは村俊英さん、ラウルは鈴木涼太さん。
今回のファントムは佐野正幸さん、ラウルは加藤 迪さん。
全く違う印象で、別の作品を観ているようだった。
佐野さんは、攻めのファントム。
加藤さんのラウルは、単純で誠実そう、といったところか。
特に、ラウルは、髭がなくなったせいか、清潔感がアップし、裏がなさそうな印象。
終演後、全くの別作品だとはわかっているが、物語のその後を描いたファントムが脳裏をよぎった。
こんな好青年っぷりを発揮している加藤さんのラウルが、将来、クソ野郎のラウルに成り下がるかと思うと居た堪れない夜でもあった。